キャリアプランなど教育・研修について

研修制度

人材こそ財産

地域にとっての人的財産となることを目指す取り組み

 患者の価値観や身体的、社会的状況は多種多様です。そのため患者さんの健康を阻害する因子もまた多種多様です。
 私たちは、会社設立当初より、地域お人々共に、またチーム医療の中で、こうした多種多様な背景を持つ患者さんの健康問題、疾患治療 に臨機応変に対応できる人材の育成を行ってきました。
 地域にとって必要とされる人的財産は地域 のニーズの中で育てるというスタイルを貫いています。

職員育成プログラム

1.薬剤師(常勤)
 入職後、地域ニーズへの貢献と、自己目標の達成、会社の活動目標の達成を同時に実現するための、薬剤師育成標準プログラムを備えています。この標準プログラムは、現場での薬剤師研修計画を立てる上で基礎となるものです。このプログラムを基に、薬剤師一人一人に合わせて実務研修計画を作成し、進捗度に合わせて修正しながらスキルアップを図っていきます。4年目までの初期研修と、それ以降の中期研修、更にエキスパート研修、管理者研修へと進んでいきます。

2.事務職(常勤) 
 入職後、地域ニーズへの貢献と、自己目標の達成、会社の活動目標の達成を同時に実現するための、法人事務育成標準プログラムを備えています。法人運営に必要な視点と技能について、法人内はもとより、地域医療を共に支える患者会の方々との様々な地域活動、および所属する東京民医連の活動を通じて学び、成長していくことを目指します。

 会社運営において、事業活動と経営のバランスを保ち、事業推進を後押しする重要な職となります。

 



(研修例)
◆新卒入社1年目
倫理、理念、接遇、調剤実務等の基礎研修、他職種業務研修、処方意図の把握、服薬支援活動(薬局カウンター、在宅など)、基礎的な薬物体内動態理論の現場利用、基礎DI業務(資料収集と分析、副作用、質疑応答、EBM、医薬品評価、資料作成)、症例検討会での症例報告などを行い知識と技術の習得を目指します。

◆2年目、3年目
薬局実務を幅広くこなし、対人力、臨機応変なより専門的な対応力の向上、科学的根拠の追求、情報処理能力の向上、文章力の向上、業務改善、DI実務、多くの症例検討など、更にスキルを発展させます。

◆4年目
主に加盟団体関連病院での病院薬剤部実務研修(1年間)を実施します。病院薬剤部研修以外に、地域での職種連携活動の強化研修を行う選択肢もあります。

◆5年目〜
専門資格・認定への挑戦、患者のライフステージ、QOL、目標などに合わせた対応力の向上、かかりつけ機 能の発揮、健康サポート活動、研究・外部発表、組織マネージメント力の向上を目指します。

職員研修制度

1.現場で学ぶ
患者さん対応や現場業務を通じて、専門知識、技術、対応力を身につけることを中心に据えています。また、専門委員会活動を通じ、更に広い視点と専門スキルを身につけることができます。

2.長期病院実務研修制度、他薬局実務研修制度
新卒入職者は保険薬局での3年間の実務経験の後、1 年間の病院薬剤業務研修を受けることができます。
今後の外来、在宅医療を担う上で非常な重要となっています。

3.社内研修会、加盟団体研修会への参加
薬剤師、事務職員の各職種向けに、年間計画に沿った社内研修会を開催しています。東京民医連主催、薬剤師会主催、他団体主催の各種研修会への参加を進めています。

4.研修支援制度
自己研鑽を支援する制度を備えています。書籍購入、eラーニング利用、各種認定薬剤師取得、外部研修会や学術大会等への参加を支援します。

学術大会参加実績(学会名) ※発表内容については「エイト医療情報局」参照
<2017年度>
日本医療薬学会1名、日本老年薬学会1名(認定薬剤師取得1名)、日本薬剤師会学術大会16名、日本東洋医学会2名、日本医療情報学会1名、日本腎臓病薬物療法学会2名、日本在宅薬学会1名、全日本民医連学術運動交流集会4名(演題発表1名) など